Princess×Princess
「姫花も次のテストがんばるなら早めに始めなきゃだよ」
華恋はどん引きしてる姫花に気づいて
明らかに部活道具しかはいってないかばんを見てから
呆れ顔をして言った。
「だ…大丈夫よ!!
明日からやるもん明日からっ
だから早くいこ~」
まるでおもちゃを買って欲しくて駄々をこねる子供の様に華恋の腕を掴んで引っ張る。
「まったくそんなんだから…」
「れっつご―☆」
「ちょっ…」
「みんなバイバーイ」
無理やり華恋を引っ張り
結局姫花のカバンは軽いまま
部室へむかった。
ふざけあいながら
教室を後にした2人には
教室で
宮ちゃんがマヌケにも雑巾に足を滑らせて頭から床に倒れ
意識を失ったなんて
気づきもしなかった。
これが全ての始まりだと知らずに…