Princess×Princess
座ったのはいいものの
黙って何か考え込んでいる宮ちゃんに
姫花と華恋は目で会話をしている。
「…」
(どうする?)
(さぁ…)
「で?
なんか変な物でも食べた?」
びれをきらしたのか
華恋が口を開いた。
「あっ!!
申し訳ございません!!
私も色んなことを一気に思い出したものですから混乱して…」
よっぽど考え込んでいたのか
目の前に2人がいることにさえ驚いた様子。
「とりあえず、私の本名は時屋仁と申します
仁とお呼びください」
「…宮ちゃん?」
突然の改名に
さらに2人は顔を合わせた。