にじいろ奇跡
18章
ルリの奇跡はこれだけでは無かった。舞台は本当に意外な展開へ変わっていく―――――
「これは・・・?」
幾日か経った頃、私はルリのおばさんから、渡したいものがある。と連絡を受けて、ルリの家へやって来た。
世間話をした後、おばさんから分厚い封筒を渡された。
「死ぬ前に瑠璃ちゃんが一生懸命に書いた貴女宛ての手紙よ。帰ってから、じっくり読んでね」
ルリは自分が死ぬということが、分かっていたのだろうか・・・・・・?
私は渡された分厚い封筒を1人で読みたくて、鞄の中に閉まった。
「後、西村君と中條君にもお願いできるかしら?今までありがとうって伝えてほしいの」
私と同じように分厚い封筒には、『西村郁人様』『中條優様』と書かれていた。
「分かりました。必ず伝えます」
2つの封筒も鞄の中にしまう。
「瑠璃ちゃんが死んでも、私達は沙夜ちゃんの味方よ。寂しくなったら、何時でも来ていいのよ」
優しい優しいおばさんがそう言って、私を優しく抱きしめてくれた。
私も震える手を恐る恐るおばさんの背に回す。おばさんは一瞬びっくりしたように体を震わすと、
私をギュッと抱き締めた。私もそれに答える。
「ありがとう。沙夜ちゃん。瑠璃ちゃんのもの、沙夜ちゃん好きなだけ、貰って行って頂戴な。瑠璃ちゃんもきっと喜ぶわ」
私はそう言われたので、有り難く貰いに行くことにした。
「これは・・・?」
幾日か経った頃、私はルリのおばさんから、渡したいものがある。と連絡を受けて、ルリの家へやって来た。
世間話をした後、おばさんから分厚い封筒を渡された。
「死ぬ前に瑠璃ちゃんが一生懸命に書いた貴女宛ての手紙よ。帰ってから、じっくり読んでね」
ルリは自分が死ぬということが、分かっていたのだろうか・・・・・・?
私は渡された分厚い封筒を1人で読みたくて、鞄の中に閉まった。
「後、西村君と中條君にもお願いできるかしら?今までありがとうって伝えてほしいの」
私と同じように分厚い封筒には、『西村郁人様』『中條優様』と書かれていた。
「分かりました。必ず伝えます」
2つの封筒も鞄の中にしまう。
「瑠璃ちゃんが死んでも、私達は沙夜ちゃんの味方よ。寂しくなったら、何時でも来ていいのよ」
優しい優しいおばさんがそう言って、私を優しく抱きしめてくれた。
私も震える手を恐る恐るおばさんの背に回す。おばさんは一瞬びっくりしたように体を震わすと、
私をギュッと抱き締めた。私もそれに答える。
「ありがとう。沙夜ちゃん。瑠璃ちゃんのもの、沙夜ちゃん好きなだけ、貰って行って頂戴な。瑠璃ちゃんもきっと喜ぶわ」
私はそう言われたので、有り難く貰いに行くことにした。