DOLL†HOUSE
調査
―†次の日†―
朝、翔平は病院の屋上に来ていた。
なれない点滴にてこずりながらもなんとか来たのだった。
「くそっ・・・もう点滴なんか絶対しねぇ・・・」
いらただしげにガシャンとフェンスを握った。
そしてすぐに真面目な顔になり、ジッとフェンスを見た。
そしてガシャガシャと片手で押したり引いたりを数回繰り返すと、フェンスに背を向け寄り掛かった。
「・・・・・・やっぱり、そう簡単にはとれねぇよな・・・」
「そう、取れるはずなかったんだよ」
ん?と此処へと繋がっている扉を見ると、白吏と冠汰がいた。