DOLL†HOUSE



その時、場の空気がとまった。


騒いでいた冠汰もピタリととまった。




「え、何?どうしたの」





周りの反応に叉奈はうろたえる。





「・・・そういえば、親父とおふくろは?」




「お父さんとお母さん?」




ナイス翔平ー!!

と冠汰と白吏が影ながら拍手を送る。




「連絡がとれねぇんだけど、何処かいってんのか?」



「何言ってんの翔ちゃん?」





キョトンとする叉奈に翔平もキョトンとする。




「お父さんは暫くあの館の捜査で忙しいって連絡があったけど・・・」




「・・・?」




「お母さんは翔ちゃんが心配だからって病院に泊まり込んでいるでしょう?」




「「「!?」」」





叉奈の言葉に三人は驚く。
叉奈は何の気なしにただ言っただけなのに驚かれ、叉奈まで驚いていた。



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