DOLL†HOUSE
さあ帰ろう、という空気になったときだった。
「で、結局翔ちゃん達はなんであの屋敷について調べてんの?」
さっきから気になっていた事を叉奈が聞くと、三人はお互いに目を合わせた。
そして翔平が先に逸らし口を開く。
「学校の課題」
「課題〜?」
訝しげに翔平を見る叉奈。
「そ。課題。俺と白吏と冠汰はグループが一緒だから調べたんだよ」
な、と翔平が二人を見ると二人は頷いた。
「・・・ふ〜ん・・・」
あまり附に落ちていない様子だが納得してくれたようだ。