もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。
周りは進学しろとか、勿体ないと五月蝿かったけれど、あたしはあたしの意志を貫いた。
だって、進学しても意味なかったんだもん。
義務教育でもないし。
「今日はどこに行こうかなー」
ルンルン気分でスウェットのポケットに入れていたiPodを取り出す。
爽快な音楽を耳に、あたしは周りを見渡す。
今日は、変わった所に行きたい気がするし、いつも通りの場所に行きたい気もする。
「んーー、あそこでいっか!」
新しい場所に行くのではなくてあたし行きつけの場所に行くことにした。
あたしは、そこに向けて歩を進めた。
頬を風を感じながら、しっかりと周りの景色を目に焼き付けながら。