もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。



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――――――


只今の時刻はお昼12時。
お姉さんは10時頃って言ってたからもう帰り着いても良い頃。


「遅いね」

「………そうだな」


興味なさげだったのに、同意の返事にあたしはクスリと笑う。
嫌だ嫌だと言ってもやっぱりお姉さんが帰ってくるの楽しみなんだね。


「何笑ってんだよ」

「別にー」

「………なんかムカつく」


クスクス笑って居ると、ガシッと両頬を挟まれて唇を突き出すようにされる。
慧斗を見ると面白くないって顔。


「ふぁなしぃて」

「何言ってるか分かりません」

「へいとー」

「え?なんて?」


………完全にあたしで遊んでる。


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