もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。
「見ての通り男ばっかの集団だ」
「うん」
「基本的にバイク乗り回したり、喧嘩したり………だな」
「へぇ?」
「まぁ、薬とか強姦とか禁止してるから、俺の族程おとなしい族はないさ」
うん?よく分かんない。
基本的に外にでてもぶらぶらしているだけで家に居るときも特にニュースとかみないので一般常識に欠けることがよくある。
なんか、きっと物凄いこと言ったんだろうけど、分かんないからいいや。
あたしは自分の中でそう片付けて慧斗の隣を歩く。
しばらく歩くと、一つの扉に行き止まる。
「ここは?」
「俺と幹部の部屋」
ガチャンと慧斗はドアを開ける。