もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。



「遅かったねー二人とも」


中には、先に出た奏と後三人、いた。


「ちょっとこいつに色々教えてた」

「うわー総長が女連れてきた!」

「しかもかなり可愛いねー」


奏の隣にいた人と、向かい側のソファーに座ってる人。


「………何で、女がいるんだ」


右の壁側にあるソファーに寝転がりながらあたしを睨む人。


皆、髪は黒くて美形だ。


何なんだろ……暴走族って美形が集まるのかな。


「雪那」

「なんで、あたしここに連れてこられたの?」


何だか場違いな感じがする。


< 28 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop