もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。
こんな場所に携帯置き去りは………携帯が可哀想。
「んー、わかりました!」
んま、どうせ今から寝ようと思っていたところだしね!
『本当!?助かる~』
「じゃあ、河原にいるんで、黒のスウェット姿の女があたしなんで」
『了解~』
相手が切るのを待ってあたしも携帯を切る。それから、見失わないように携帯をポケットに入れてから、また寝転がる。
ようやく、寝れる。
空を見上げながら、あたしはゆっくりと夢の世界へと旅立った。
――――今、なんて?
――――残念ですが、
『……し』
――――っ確率は
『………、もし』
――――ほぼゼロに等しいかと…
『………もしもーし』
――――じゃあ、後……何年?
『あれ?起きないや……もしもーし』