もし明日が見えなくなっても切ないほどにキミを想う。
「………リバースしそう…」
胃の辺りをさすりながらあたしは一生懸命消化しようとする。
食べれないって言ってるのに相沢家の皆様はあたしの皿に食べ物を善そう。
「あれぐらいで?」
「あたしは胃が小さいの……」
「だろうな」
だったらもっと優しくして!と心の中で叫ぶ。
長い長い廊下を慧斗と歩く。
あたしは朝与えられた制服に着替えた。久しぶりのもう二度と着ないと思っていたからなんだか変な感じ。
「いいか、雪那」
「?」
「学校ではむやみに男と話すな」
「どうして?」
「いいから。それと、どっか行くときは大吾に言え」
「大吾に?」
大吾は、お前と同じ年だから。