LOVE☆PIECE
「……遥香……
ちょっと聞くけど、
青春って恋愛要素ふくんでんの?」
「え……!!」
一瞬頭が真っ白になる。
いろんなイメージが浮かんで消えた。
「で、でもでも……
一応……
うちらも高2女子だし…
そういうの……
あっても……
おかしくない? よね
(≧ε≦)」
はぁぁぁ……
サツキの深いため息。
私をまっすぐに見つめて言う。
「遥香、
私はあんたのこと、
結構気に入ってる。
あんたが恋愛するのも自由よ?
でも、面倒事に私を巻き込むのだけはやめてね」
きっぱりとしたサツキの言い方……
俯いた横顔が何かに腹を立てているようで……
なんだか突っ込めなかった。