LOVE☆PIECE

何だか嬉しくなって、テンション高くドアを開ける私。


「ユウ君、元気?
o(^-^)o」



その途端




余りにも重い空気に


たじろいでしまった
(・・;)!!!



「あ、先輩……


お、お疲れ様です……」


ユウ君はお腹を抑えて椅子の上に小さくなっている。


白い頬がますます青白くなって


まるでロウ人形のように……


「あわわ……

ユウ君、大丈夫?」


「は、はい。

胃薬、飲んできましたか……ら」


そう言いながら今にも倒れそう。



「お、早いなお前ら」

館山先輩が顔を出して、
ユウ君を見て苦笑する。


「おいおい鈴村。

たかが校内放送だ、
んな死にそうな顔してんなや」



ユウ君の肩をポンと叩く


「よ、鈴村ーー

今日本番だって?」


爽やかな笑顔の永瀬先生も続いて入って来て

放送室が一気に賑やかになる。



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