LOVE☆PIECE


ガタッと


音を立てて

サツキが突然立ち上がった。


(」゜□゜)」?
ポカンと見上げる三人。



「ユウ君、

ちょっと、いい?」

言うとサツキは、

紙袋から何かを取り出した。


ワックス……?

とクシ……?


「すんごい、

気になってたのよ……

ちょっと動かないでね」



そう言うと

サツキは

すごい勢いでユウ君の髪をとかし始めた。


「あ……サツキ……
ユウ君への頼み事って……まさかこれ?」



硬直したユウ君と

お弁当を食べながらそれを見守る私と先輩。
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