LOVE☆PIECE

何事もなかったかのように座ったサツキは

ご飯を口に運びながら

「私、

きれいな髪の毛に弱いの。

可愛い子がぐしゃぐしゃな髪型してると
整えたくて我慢できない衝動に襲われて……
つい、ね。

でも、汚い髪の毛には全く興味がないの

だから、美容師はないです」

静かにキッパリと断言する。



「そうかぁ~~

俺もやって貰おうかな?」


サツキは先輩をチラリと見て


無言で首を振る。


「え゛!?

それどういうことだ!!

俺汚い!!?

なぁ、日野?

(°□°;)」


おどけた口調の先輩が、場の雰囲気を明るいものにする


意外だなぁ。

先輩、こういうこと言うんだ。


私は笑いながら


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