LOVE☆PIECE
キィ
錆びたドアを開けると、新鮮な風が髪をなびかせる。
一つ息をはいて
人がいないことを確認すると、貯水タンクの裏側に隠れるようにしてもたれる。
やっぱ、息抜きと言えば屋上よね~…
遥香もいないし、今のうちに
久々の校内一服を楽しもう
ふぅ、
細い煙が暮れかけた夕空に上っていく。
それを見ながら、何となく思い出す。
さっき、練習するからと別れた遥香の照れた顔。
なんだかんだ言っちゃって
明日の初本番に緊張して予行練習、なんて遥香らしい。
ふふ、
口元に自然と笑みが浮かぶ。
遥香と一緒にいるようになってまだ半月だなんて、
信じらんない。
私が他人を受け入れる?なんて。
ここまで気を許すつもりは正直なかった。
錆びたドアを開けると、新鮮な風が髪をなびかせる。
一つ息をはいて
人がいないことを確認すると、貯水タンクの裏側に隠れるようにしてもたれる。
やっぱ、息抜きと言えば屋上よね~…
遥香もいないし、今のうちに
久々の校内一服を楽しもう
ふぅ、
細い煙が暮れかけた夕空に上っていく。
それを見ながら、何となく思い出す。
さっき、練習するからと別れた遥香の照れた顔。
なんだかんだ言っちゃって
明日の初本番に緊張して予行練習、なんて遥香らしい。
ふふ、
口元に自然と笑みが浮かぶ。
遥香と一緒にいるようになってまだ半月だなんて、
信じらんない。
私が他人を受け入れる?なんて。
ここまで気を許すつもりは正直なかった。