私が産まれた日
きっと時には仲間にも嘘をつかなきゃ行けない時があるんだよ。

教室でるまでは私は女優。

具合が悪いフリをしなきゃ。

友達に手を振って教室をでる。


そうして私の主演舞台はいつも幕を閉じる。

やったね。大成功。

演じきった私に拍手。

まだ授業中の教室を目に静かな廊下を渡る。

実に気分がいい。

皆はまだ勉強している中一人優雅に帰れるだなんて。

気分は今流行りのセレブ。

これで車で迎えに来てくれたら
いいのになぁ。

まぁただの女子高生な私は

歩いて帰りますけどね。




家に入るとママがいた。

うざ。

仕事行けばいいのに。

あーぁ。せっかく良い気分だったのに。

マジ空気読めてないわー


「どうしたの?学校は?」

「早退した。」

「なんで?」

なんで?とか具合悪いからだろ。
めんどいなぁ。

「早退ばっかしてると進級出来なくなるの知ってるの??」

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