僕の初恋(仮)
12月31日。
新潟に来て3日目の今日、今年が終わる。
今年最後の一日は眩い快晴から始まった。
「大掃除日和ね」
母さんが嬉しそうに窓際に立つ。
昨日までの大雪は夜の内にピタリと止んで、白の景色に輝きながら太陽が青空に昇って行く。
朝ご飯を平らげれば大掃除の始まりで、俺はばあちゃん家に置いてある古い作業着に着替えてバケツと雑巾を手にした。
「あ、ばあちゃん手拭いは?」
学校でも家でも、掃除の時は手拭いを被る。
クラスの女子は髪型が崩れるとか似合わないとかで手拭いを嫌うやつが多いが、俺は結構気に入っている。
バンダナみたいにして巻くのが、以外と似合ってるんじゃないかと思っている。
キュッと、額が隠れるぐらい深く被って結んだ。
「よし、やるか」
寒い空気に身を乗り出すことには慣れていた。
新潟に来て3日目の今日、今年が終わる。
今年最後の一日は眩い快晴から始まった。
「大掃除日和ね」
母さんが嬉しそうに窓際に立つ。
昨日までの大雪は夜の内にピタリと止んで、白の景色に輝きながら太陽が青空に昇って行く。
朝ご飯を平らげれば大掃除の始まりで、俺はばあちゃん家に置いてある古い作業着に着替えてバケツと雑巾を手にした。
「あ、ばあちゃん手拭いは?」
学校でも家でも、掃除の時は手拭いを被る。
クラスの女子は髪型が崩れるとか似合わないとかで手拭いを嫌うやつが多いが、俺は結構気に入っている。
バンダナみたいにして巻くのが、以外と似合ってるんじゃないかと思っている。
キュッと、額が隠れるぐらい深く被って結んだ。
「よし、やるか」
寒い空気に身を乗り出すことには慣れていた。