僕の初恋(仮)
冬休みまであと1日。


今日は終業式だった。


長ったらしい校長先生の話を聞いている間、俺は本を読みたい衝動に駆られる。


この時間が勿体無い。


集会の度にそう思った。






通知表が渡されて、とりあえず3以上は取れている事に安堵して部活に向かう。



明日から休みだという喜びを抱きながら、コートを走り回った。

いつもより気分も調子も良かった。






帰りはお互いの通知表を見せ合って、やっぱりふざけ合いながら家路に着いた。
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