真っ赤な空
カフェで本を読んでいると、



「お待たせしました。それとケーキセット1つお願いします」



「また俺の奢りかよ!」



「少ない時間をさいて貴方に会いにきたんですよ。ケーキの1つぐらい奢って当然です」



「わかったわかった。で、本題だ。お前あの後、1度でも公園行ったか?」



「…」



「いや、お前。食うのに集中し過ぎじゃない」



「あ!すいません!お腹が空いていたもので…それで、何ですか?」



「だから、あの後公園に行ったかって?」



「いえ。忙しかったので。今日辺り行こうかと思ってましたが」



「わかった。じゃあもうあそこには行くな」



「何故ですか!!」



かなりの行きおいで怒鳴られた。



「いいですか!あの場所はあたしにとって、とっても大切な場所です!ですから、誰が何と言おうと行くのは止めません!」



かなりの思い出の場所らしい、かなり取り乱してる。



「わかった…俺の発言が軽率過ぎた。悪い…でも、俺は里香が心配で…」



「あたしこそすいません…いきなり怒鳴ったりなんかして」



そのから俺も里香も無言の時間が過ぎて行った。
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