真っ赤な空
女の子が唄い終わり、ジャングルジムから下りてきて、公園を出ようした時。



「いい歌だね。もっと聞きたいから近くのホテルでも行かない?」



マンガにしか出てこないような不良三人に絡まれた。



「…」



女の子は無視を決めこんだらしい。



「まぁ~待てって!」



女の子は不良の一人に腕を捕まれた。そこでなぜか俺はイラっとした。



「その汚ねぇ手を離せ、クズ!!」



「誰だテメェ?」



「そいつの彼氏だ。早く逃げろリカ。」



『リカ』と呼ばれた女の子一瞬迷い、それから走って逃げて行った。



「女の前だからって調子に乗ってんじゃねぇ~ぞ!!!」



女の子が逃げた後、三対一の状況に絶望した。
< 5 / 21 >

この作品をシェア

pagetop