私の彼氏はツンデレです。
§3 美里の場合
あれから1週間が経ちました。
山下くんとは1言も話していません。
今日は図書当番の日。
山下くんは来てくれるでしょうか。
「美里さーん」
「はい、美里です」
「あたしに隠し事してない?」
「え?桜ちゃんに?」
「そう」
隠し事?隠し事…
「あっ」
山下くんの顔が頭に浮かぶ。
「あれ?美里顔赤い」
嘘!頬を触ると熱い。
こんな気持ち初めて…
「さぁ何があったの?」
私は桜ちゃんに今までのことを話した。
#