私の彼氏はツンデレです。

§  美里の場合






図書室に来たのは



山下くんだった。



本当に来てくれたんだ…



体が熱くなるのがわかる。



山下くんは本を手にとって
私の真向かいの席に腰を下ろした。



どうしよう。



真っ正面を向くと山下くんが見える。



嬉しいけど恥ずかしい…



ふと桜ちゃんの言葉を思い出す。



見つめる…か。



私は山下くんを見た。



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