碧色の君へ
人のココロというものは深い。
あまりに深くて。
出会いや別れなんて、案外簡単な一言から始まったり、終わったりしてしまう。
どういうわけか、人生にはそういうことがある。そういうことばっかりが溢れている。
言葉は大事。
だけど言葉だけでは伝え切れないことがある。
言い表わせないことがたくさんある。
――…君はきっと、知らない。
ほんの少し、ほんのひとかけらさえも、想像したことはないのだろう。