碧色の君へ
ちょっとこのクローバーには重たすぎるかもしれない。
だから私が引き受けます。
背負い切れない分は、私が引き受けるから。
「…碧が幸せになりますように。ずっと、ずっと幸せでありますように」
それだけを、私は願いに込めた。
小さな小さな四つ葉のクローバー。
あの時に叶わなかった願いの分も、
碧を幸せにしてください。
「…えいっ」
私はそれを、大きく振りかぶると海に向かって投げ込んだ。
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