Lovely Teacher !~先生好きです!【完】

トゥルルルル・・・トゥルルルル・・・トゥルルルル


3回目の発信音の後電話の主は出た


「ハイ・・・・・」


「あああっあの~私、青葉美琴です。この間パーティーで会った・・・・・・・・・・」



緊張しまくりで声がうわずってしまいうまく話せないでいる美琴に



「美琴?どうした?」



「覚えててくれたんですか?あの~あのですね、この間言っていたお食事ご一緒したいな~なんて思って・・・・・・・無理ならいいんです・・・・・・ちょっと言ってみただけだから・・・・・・それじゃ失礼します・・・・・・」


「まて!まだ何にも言ってないだろ?今日だったら都合が付くから今日でいいか?レストランにも連絡しておくから。学校何時ごろ終わる?時間に合わせて迎えに行くから」



「えっと、私、一人じゃなくって・・・・・・・・・・」



その言葉を聞いて真人は



「・・・・・・・・・まさか遼つれてくるなんて言わないよな?」



「ちっ違うよ!学校のお友達!なんか父親同士が友達とかで真人にも昔あったことあるって言ってた」



「なんだ、遼じゃなかったら別にいいぞ。じゃまた後でな」



「まって!学校には迎えに来なくていいから。直接レストランに行く」



「そうか?わかった。じゃ気をつけて来いよ」



ふう~電話を切った美琴は緊張で携帯を握る手に汗がビッチリついていたことにいまさらながら気付いた。
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