Lovely Teacher !~先生好きです!【完】
なに?と不思議に思い、車の方を見ると逆光で中が見えない。
暫くするとパワーウインドーが静に開いてそこにはこの間、真人の家でも会った友也がこっちをみて微笑んでいた。
「青葉さんだったよね?こんなところで何してるの?でっかい袋さげて、君ン家この辺なの?」
「えっ?とっ・・友也さん?こ・・こんにちは・・・・・・えっと私の家ではなくて・・・・・・えっと・・・・・・・」
美琴はなんと応えて良いかわからなかった。
こんな時間普通だったら高校生は授業を受けているわけで・・・・
ここにいるのが不自然なはず・・・・
しかもかなり重そうなスーパー袋を抱えているんだもん友也さんだって不思議に思うよね。
「なんだ、君今日学校は?休み?」
何となく早く去ってくれないかな?と思っていたけど仕方がない本当の事言おうかな・・・・・
「あの・・・・・今、高杉先生の所に来てて、先生風邪をひいたみたいで看病というか・・・・ご飯まだ食べてないって言ってたから作ってあげようと思って・・・・でも、冷蔵庫見たら何にもないから買出しっていうか・・・・・まあそんなところです」
「えっ?遼のところに?へえ~具合はどう?」
「最初来た時は辛そうでしたけどちょっと眠ったら大分良くなったみたいで今は起きてます」
「じゃ俺も行って様子見っかな、君これ乗っていきなよ!荷物重いだろ」
「えっと・・・・・友也さん先生のお家来るんですか?」
「なに?行っちゃ迷惑?」
「そんなことないですケド・・・・・・・」
「じゃ早く乗って!」
そういって友也は半ば強引に美琴を車に乗せ遼の家めざし車を発進させた。