Lovely Teacher !~先生好きです!【完】

電話を切ると彩が制服から私服に着替えているところだった。


さすが、女子高育ち。友達が居ても堂々と目の前で着替えている。


「彩、言い忘れてたんだけど、先生の家にお友達の友也さん達も来るみたいなの」


「は?それを早く言ってよ!それじゃこんな服じゃダメじゃない着替えなきゃ」


彩はそういうと今まで来ていた服を脱いで最近買ったばっかりという大人っぽいワンピースに着替えていた。バスケをやっているだけあって手足が長くスタイルが良いのでそのワンピースを着た彩はモデルのようだった。


「彩、そのワンピースすごく似合ってるね。彩がそんなの着ると制服の私がちょっと浮いちゃわないかな?」


「何言ってるの、服貸してあげるから美琴も着替えるのよ」


「えっ?洋服貸してくれるの?」


「当たり前じゃない、私一人で張り切って私服着てきたなんて思われたら恥ずかしいでしょ。さっこれなんか良いんじゃない?」


そういって、彩は美琴に白の可愛らしいワンピースを渡した。


「さて、行きましょっか」



張り切る彩の後ろについて美琴は部屋を出て行った。




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