Lovely Teacher !~先生好きです!【完】
リビングには何故か大きな花束が置いてあった。
「すごい大きな花束ですね。どうしたんですか?」
「ああ、今日琢磨のお祝いでさ」
「琢磨さんのお祝い?何かお祝いすることがあったんですか?」
「琢磨は今、友也と同じ大学院に通っているんだけど実家の法律事務所継ぐために司法試験受けてて今回2回目のチャレンジでやっと合格できてささやかだけど俺たちで合格祝いしてあげようと思ってね」
「えっ?合格祝い?先生~それは来る前に言ってくださいよ~私達なにもお祝い用意してないよ?」
「青葉達は別にお祝いなんて渡さなくても良いんだよ。ここでお祝いの席に居るだけで良いんだから」
先生はそうは言うけど、招かれている以上何も持ってこないなんてちょっと失礼じゃない?
そう思う美琴だったけどチラッと彩を見ると彩はそんなこと気にしていない様子だった。
それよりもキッチンの方が気になってるようだった。