Lovely Teacher !~先生好きです!【完】
そう思っていると横にいる真人が彩に向かって声をかけた
「オレに会ったことがある?・・・・・・・・・・あっ!!思い出した。慶徳学院大医学部教授の上野先生か?確かに親父を通じて家に行った事あるわ。そういえばその家に中学生くらいの女の子居たような気がする。それってお前か!」
「そう!真人、思い出した?真人は大学に入ったばっかりで家の父親の勤める大学に入ったからって真人のお父様が真人連れて御挨拶に来たんだよ」
「そういえばそうだった・・・・・今でも上野教授にはお世話になってるよ」
「そうなんだ!でも真人はモデルやりながら医学部に通ってるけど、医学部ってモデルやりながら通えるところじゃないよね?実習とかもあるし。どういうからくりなの?」
「モデルの仕事は今年いっぱいだな来年からは臨床実習が入るし、悠長にモデルの仕事なんてしていられないからな。いままではモデルといっても大きいのに出てたから露出度満点でモデルの仕事バンバンやってそうなイメージだったけど、実際にはほとんど毎日学校に通ってたぞ!」
そうだよね・・・・・
よく分からないけど、医学部に通いながら悠長にモデルの仕事なんて出来るはずないとは思ってたのよ。
やっぱり、人の命を扱う仕事なのに副業のせいで勉強がおろそかになるのはやっぱり拙いと思う。