Lovely Teacher !~先生好きです!【完】
「ふふふっ・・・・そうだね。でも、さっき先生がばれちゃったって言ったときは本当にビックリしたよ。もしかしたら私達の事がばれちゃってこの学校に居られなくなっちゃうのかと思って」
「マジで俺も校長に呼び出しされたときは焦ったよ」
「先生と付き合ってること皆に知られちゃったらとんでもないことになると思う。
だって先生はこの学校でアイドル扱いだし、親衛隊や取り巻きの子もたくさん居るでしょ?
もし、先生と付き合ってることが知られちゃったら私、学校に居られないよ。
何言われるかわかんないもん!」
「確かに俺と美琴が付き合ってること学校の誰かに知られたらここに居場所はなくなるかもな。でも本当は堂々と付き合いたいんだけどな。俺の彼女は青葉美琴だって大きな声で公表したいよ」
そう言って遼は美琴を抱きしめた。
「それは絶対にダメ!だってせっかく先生のお父様が許してくれた教師への道を私との恋愛のために断ってしまったらお父様になんて言い訳するの?」
「そうだな、俺も無理言って高校教師をやらせてもらってる以上期間限定だけどその期間だけでもキチンと職務を全うしなきゃな。それに俺が勝手に付き合ってることを公にした事で美琴の将来の選択肢を狭めても嫌だし、美琴のこと考えると公言するなんて絶対に出来ないよな。俺も高校教師という立場でまだ居たいからもう少し我慢する。でも卒業式の時、全校生徒の前で宣言するから覚悟しといて!」
最後の言葉に美琴はビックリしたけどハニカミながら「うん」と返事をした。