Lovely Teacher !~先生好きです!【完】
部屋に着くとまず美琴は感嘆の声をあげた
「なにこれ!?すご~い!」
美琴は窓一面に散りばめられた宝石の粒みたいな夜景を目の当たりにしてその後の言葉が出なかった。
「青葉、気に入った?」
先生の言葉で我にかえった美琴の目じりには少々涙が浮かんでいた
「青葉、もしかして泣いちゃうくらい感動してくれた?」
「カンドーだよ私こんな綺麗な夜景見たの初めて、それに今大好きな人と一緒に見ているんだよ」
その言葉に高杉は後ろに回り細くて華奢な美琴をそっと抱きしめていた
「そんなこと言われると今日ここに来た甲斐があったな」
先生の突然の行動に美琴は驚いたが心地よい抱擁にそのまま答えていた
暫くするとどちらかのお腹の虫がぐ~となるのをきっかけに
2人そろって大笑いし、「俺じゃないよ」「私でもないよ」と言い合って結局は
「食事、頼もうか」という先生の提案に美琴は笑いながら合意した。