妄想恋愛
そのまま私たちは無言で駅に着いた。



「ほら、着いたよ?」


「…」



沙耶は呆れてるみたい。


「さっきからどうしたの?」


「うん…、とりあえず座ろ」


時刻表を見ると、まだ電車が来るまでまだ時間があるみたい。


私たちはそこにあったベンチに座った。




「で、何?」


「いや…、学校で待ってたら、行きの時みたいに悟先輩が連れてってくれるかなって。
由利亜、先輩のこと気になってそうだったから」


「あ、」
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