私のSweets Boy
ドンドン、



自動ドアを軽く叩き、



私に何かを言ってる。



私は、自動ドアに駆け寄り、



自力でドアをゆっくり開けた。



「すみません、もうケーキないですか?」



私を見降ろし、その女性は言った。



女性にしては、



かなり背が高い人だった。



「あ、ありますけど、選んでもらうほどは・・・」



「ある分だけ、売ってもらえますか?」



「は、はい じゃ、こちらのテーブルで待っていただけますか?」



カフェのテーブルに案内し、



座ってもらった。
< 16 / 67 >

この作品をシェア

pagetop