私のSweets Boy
厨房にいた他のバイトの子たちが、



陽介のもとへ集まり、



今の女性の正体を聞いている。



「元カノだったりー?」



陽介の脇腹をつついて聞く、小林くん。



「ちげーよ」



「違うの~? じゃぁ、誰よ?誰?~」



陽介の近くで必死に聞こうとする



山田さんと、境さん。



その様子を横目で見ながら



私は、片づけをした。



「誰だっていーじゃんかよー」



頑なに教えようとしない陽介に


皆も諦めて、片づけを始めた。



《ふぅーん、言えないような相手なんだ・・・》
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