私のSweets Boy
麻紀、俺のバイト終わったら、ちょっと時間あるー?」



注文の品を、お客さんのテーブルに持っていき、



戻ってきた陽介が、



厨房の中の私の隣まで来て、小声で言った。



「え?! い、いいけど・・・」



肩と肩が触れ合う距離で



耳元で言われたから、



心臓の鼓動が高鳴った。



「じゃ、終わったら麻紀んち行くから」



「う、うん」



少し赤くなってる頬を気付かれないように、



俯き加減で、返事をし



お皿をごしごし洗った。

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