私のSweets Boy
「え・・・・これ・・・・」



私の顔をじっと見る・・・



「これ・・・もしかして、麻紀が作ったのか?!」




目を大きく開いて、私に尋ねた。




「へへっ、お店のより、全然イケてないけど、頑張って作ったよ」



私のもとに近づいた陽介に、



しっかりと抱きしめられた。



「麻紀・・・・俺、すげー嬉しい! 
今までで一番嬉しい! 
だって、お前、甘いモン嫌いだろ?!
なのに、なんで?!」


抱きしめた手を緩め、



私の顔を見て、尋ねる陽介。



「だって、陽介、甘いモノ好きでしょ? 
陽介が喜ぶ顔みたかったし、喜ぶコトしたかったの・・・
私、陽介に、いっぱいいっぱい、嬉しいコトしてもらってるから・・・」



さらに、私をギュッと抱きしめる陽介。

< 64 / 67 >

この作品をシェア

pagetop