今が好きだから②

私は抜かすことは

できなかったが

ほぼ同時に

バトンを浩路に渡した。

浩路は足が早い。

どんどん、

差が開いていく。


このまま、

ゴールして…



「ドン!」


終わりの合図だった。


< 89 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop