出会えてよかった
だから携帯を開く意味もなんにもない。



すぐ携帯を閉じた。



私はベッドに倒れこみ、時間が過ぎるのを待つ。



しばらく私はボーっとしていた。




時計を見るとあと2,3分で8時。



「もう家出るか。」




そう呟いてスクバを持って玄関に行く。



靴を履いて家を出る。



このときも『行って来ます』の挨拶はない。
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