空と陸


あの後カラオケに戻ると由香にずっと質問責めってか軽く拷問を受けた;;

少し話しただけだよ。って何回も言ったのに。





─月曜日


またいつも通りに学校が始まった。

朝学校着いて席着いてしばらく外を眺めてるとだんだんみんなが登校してきて騒がしくなってくる中私はひたすら流れる雲を見ている。


空ってほんといい。

雨の空も好き。


何にも縛られなくてただ流れていく空がうらやましい。



なんだか教室の扉を勢いよく開けて飛び込んでくる誰かの気配を後ろに感じた。けど自分には関係ないから振り向かずにひたすら空を…


「おはよう高橋!!」


!!!?

「お…おはよう。」


その音の主は空だった。
しかも私に声をかけたことにクラスはすごく驚いている。


一体どうしたのυ


「いきなりはしんじゃねーよバカ空!!」


少し遅れて昨日遊んだメンバーにいた人が入ってきた。


「あ!!りっちゃんおはよ〜」


「おはよう。」

りっちゃんかぁ。まだ慣れないから照れるかも//

昨日カラオケに戻ってからつけられたあだ名。
仲良くなれた証みたいでなんだか嬉しかった。



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