空と陸
「りっちゃん??どうした??さっきからずっと外ばっかり見てるけど。」
山下君が話しかけてきた。
ハッと周りを見渡してみる。クラスの子達の嫌な視線…。
山下君の顔を見る。
山下君は笑顔で"ん??"と首を傾げた。
私はまた外を見た。
「どうもしないよ??」
「そっか…。
今度の日曜の話だけどさー…」
「ごめん…。
私無理だ。」
「そ…か。」
すごく愛想なく答えてしまったことに少し後悔した。
せっかく仲良くしてもらってるのに…
少しはみんなを信じなきゃいけないってわかってるんだけど…でも…。
、