空と陸


「なんかあんの??」


「え…その…門限が…」


「門限??
…なら仕方ないか。

もう暗いし送ってくよ。」


ほんと優しいなぁー雅樹…


「ごめんね…

じゃぁまた明日ね。」


「バイバイ陸ー!!」


由香が元気よく手を振ってきたのに手を振り替えしてみんなに背中を向けて歩き出した。


「来なくていいよ。雅樹…」


「危ないから送ってく。」


「でも始まっちゃうよ??」


「今送って行かないと陸がちゃんと帰れたかが気になって楽しめなくなるから。」


そこまで言われると断れるわけないよ。

ほんとしっかりしてるなー…


「ありがとう。

じゃぁお言葉に甘えさせてもらおうかなぁ…」


「いえいえ。」


今日は空の誕生日なのに、年に一度の日なのに、私がぶち壊しにしちゃったかなぁ;;いきなり抜けるし、雅樹も連れて来ちゃったし…


あー…

なにしてんだろうなー


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