空と陸


「あ…あのさー、番号、教えてくんねーかなぁ??」


番号??

「…携帯の…」

あーなるほど!!

「うん!!

ありがとう!!」


「なんでありがとう…??」


「私なんかの携帯番号を聞いてくれての"ありがとう"だよ。」


「バカだなー

ありがとうはこっちだよ。教えてくれてありがとう。」


「どういたしまして//」


なんだか照れるなぁ;;


また一つメモリーが増えた。
嬉しい…





「あ、ここでいいよ。

うちすぐそこだから。」


「わかった。

あっちついたら電話するから。実況中継??(笑)」


「わかった。ありがとう(笑)」


「お…おぅ//

じゃぁな。」


見えなくなるまでこっちを振り返りながら歩く雅樹を見届けてから私は家に入った。


パーティーには出られなかったけど、楽しかったからいいんだ。

ほんと楽しい1日だった。


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