あずきもなか




「わかった。
梓くんに伝えとくね☆」

梓に伝える……って。
アイツのことだからすぐ
嘘ついてるって
見破ると思うけど。

「うん。
奏くんと仲良くね♪」

「言われなくても
ラブラブだしー☆」

そう言って美紗は、
彼氏のいる校門へ急いだ。

「何やってんだ…あたし」

あたしはつぶやいて、
帰りの支度をした。


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