あずきもなか





「オレにそうゆうこと、
言わない方がいいよ」

梓はあたしの耳元で
囁いた。

「な…なんで…っ…んっ」
今…キス……してんの??

「はな…っ…離して…っ」

あたしが梓を必死で
突き放そうと頑張っても
梓は唇を離さない。

「…っ……
離せって
いってんでしょ――――っ!!」

あたしは、
この世のものとは思えない
怪力で
梓を突き飛ばした。


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