あずきもなか





まぁ、そういう事で
あたしは梓についていった。

途中、
「ちょっと!!
どこ連れてくのよっ!!」

と聞いたものの、

「黙ってついてこい」
しか言わなかった。

「すごい…
遠いんですけど…。
ここ、どこ??」

あたしはもう一度聞いた。

「――ったくよぉ。
キョロキョロすんなっての!!」

梓はあたしの腕をつかんだ。



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