君に触れたい


だけど、裕也の気持ちがわかった今、何をどう伝えていいかわからない


まだ直接的に言われてないけど、“その時”がもう迫ってきている



あんなに先生への気持ちを隠そうとしていたのに、その気持ちに裕也は気づいた…


それは単に勘が鋭いからとかじゃなくて、それほどまでに私を見ていてくれたからでしょう?


なんだかんだで、いっつも一緒にいてくれて、私を支えてくれて…


裕也は、本当に本当に大切な友達…


先生を見つめる私を一番そばで見ていた彼は、どんな気持ちでいたのだろう…


そう思うと胸が苦しくて…


裕也が今までにしてくれた事…
裕也の温かい優しさが胸に広がって、


涙が頬を伝った


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