過去現在未来

第ニ章

なんやかんやで放課後になりました。僕はクラブとかやってないが最終下校時間までいる。

「さて…何するか…」

ボソッとそう言ってたら

「ゆーまぁ！」

「うわぁ!!」

荒石が後ろから抱きついてきた。僕は耳元で荒石の声が聞こえて硬直した。そして僕は

「なっ…なんだよ」

平静を装いつつ言った。荒石はにっこりと笑って

「一緒にバスケしないか？」

「はぁ、なんでやらな「ひろちゃん！」

僕の声をさえぎったのは佐野だった。

「早くバスケしないの？」

「いや、有真がやらな「早くいくぞ！荒石」

僕はズンズンと体育館に向かった。正直…めんどくさい…

「おー！珍しい！」

そう言ったのは学校一の不良？の橋本孝司だった。僕はうっ…と一歩引いてしまった。僕はこの手のタイプは苦手だが隣にいる可愛らしい女の子の吉田七瀬の方が苦手だった。

「こんにちは、山本君」

吉田がにっこりと綺麗な微笑みで僕に言った。僕は

「こんにちは…」

「じゃあ！って春一と明日香は？」

荒石はキョロキョロと辺りを見回して言った。そしたら佐野がニコニコと笑って

「今頃…告白してるんじゃない？」