天然彼女は俺の生徒


「ごめんな、辛い思いさせて。」




幸せにしてやりたいのに、実際こうやって泣かせてる俺。



それでも


何もしてやれない自分に腹がたつ。



「…、先生はいつも格好いいから…っモテて…いつかは…私みたいな子に、告白されちゃうんじゃないかな…って、不安で…、」



俺は花本が話してる途中にもかかわらず、花本が被っていた布団を奪い、体操座りをして泣いてる花本を抱きしめた。




俺の腕から必死で逃げようとする花本。



「花本…っ俺たち、今は辛いかも知んねぇ…けど、卒業して誰にも邪魔されなくなったら、絶対お前を幸せにする。それだけは約束する。」





花本の背中はとても小さくて




より、大事にしたいって思った。





「先生は…私が好き?」


安心したいのか、そんな事を聞いてくる花本。



なら、俺が安心させてやる。


本当の気持ちを、そのまま言えばいいんだろ?




「すっげぇ好き、大好き…いや、愛してる。」





「ありがとうっ…」




花本は俺を強く抱きしめて泣く。



そして、保健医が居ない事をいい事に、俺たちは深いキスをした。





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